2015年に活動を開始したMOLp®は、素材や技術を、その機能的価値だけではなく感性的魅力を織り交ぜ、専門用語を使わずに感覚的に理解・体感できるコミュニケーションを創造してきた。活動開始以来、クリエイティブパートナーにMTDO inc.の田子學を迎え、「感性からカガクを考える=Fusion of Intuition and Science=」をテーマに、社会・ヒトと素材の新しい関係性について議論している。
今回は、2024年秋に東京・青山で開催した「MOLpCafe2024」で発表した作品の一部を、ミラノ市内ブレラ地区のMagnaRecta展示会場内で展示する。各地で生まれる未活用資源を樹脂に配合したマテリアルを使用した家具「GoTouch® THE ZEN™」や、スマートフォンのレンズ材料などに用いられる透明材料を3Dプリンターで出力した風鈴「KODAMA TAMANE」など、素材が本来持つ魅力を新たな技術によって引き出し、新たな価値を提案する。